マッケンジー邸

静岡市高松2852、1939年、昭和15年、木造2階
現在、静岡市教育委員会により、管理一般公開されている。

開館時間 : 午前8時30分から、午後5時まで
休館日 : 毎週月曜日(但し休日にあたるときはその翌日)

静岡県内唯一の戦前純洋風建築

熱海市内に蜂須賀ヴィラ(1938、ヴォーリズ)がありましたが、解体されたため、現存するものとして県内唯一です。

(参考資料:静岡市教育委員会、マッケンジー邸のしおり)

マッケンジー夫人

1887年生まれ。大正7年、米国貿易商社の静岡支店長(注1)として赴任した夫と共に来日。夫妻は、富士山が好きであったため、昭和15年、富士山の良く見える高松の海辺に自宅を建築。昭和26年、夫は、亡くなりましたが、夫人は日本に留まり、資材を投げ売り、社会福祉事業や、日赤奉仕活動に尽力されました。こうした功績により昭和34年、静岡市名誉市民第1号に選ばれました。(参照:マッケンジー邸のしおり)

(注1) しおりでは、「米国貿易商社アーウィン・ハリソン・ホイットニー商会の静岡支店長」として赴任したとありますが、「アーウィン・ハリソン・ホイットニー商会は、大正13年に「アーウィン・ハリソン・アンド・クロッスフィールド商会」と「J・C・ホイットニー商会」が合併して「アーウィン・ハリソン・ホイットニー商会」となりました。従って、マッケンジーが赴任した頃は、「アーウィン・ハリソン・ホイットニー商会」まだ無く、また、J・C・ホイットニー商会の支配人は別人であったため、マッケンジーは、「アーウィン・ハリソン・アンド・クロッスフィールド商会」の支配人であった可能性が大きいです。(Kimuchi さんより、お教えいただきました。)(1999.07.05 追記)


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